新作輸入生地
春になるとヨーロッパのメゾンのファブリックメーカーから新作生地が出てきます。私たち生地やデザインを扱うものは絶えず新作を見て刺激を受けたり、お客様から依頼された時に多くの引き出しを持って、いつでもその引き出しから最適なものを提案するのが私達の使命です。今日ご紹介するのは、イタリアのファブリックメーカー Rubelli。エディターでありながら自社工場をもち、高級生地を伝統を受け継いで妥協することなく生産しています。生地だけみていたらメーター3万から5万なので何てお高いのと思いますが、糸の打ち込みや染色方法などその裏には大変な労力がかかっていることがわかります。こういう技術が廃れることなく現在でも頑なに生産されているという現実は、ヨーロッパのものづくりの伝統やそれを支える消費者の意識の高さなど驚嘆するばかりです。今回の生地は日本のモチーフにインスピレーションを得たとかで帯のような生地が何点かありました。