[Paris Report]パリ Hotel Notre Dame Saint Michel
1月のパリ出張。今回はホテルとairbndbを使い分けて色んな場所に泊まりました。宿泊先のインテリアを見るのは出張の醍醐味です。
まずはホテルから紹介します。(部屋を出るときに写真を撮る事が多いので部屋が乱れてます..)最初に泊まったのが、ファッションデザイナーChristian LacroixがデザインしたHotel Notre Dame Saint Michel 。日本語のサイトがありますので見てみてください。私自身はラクロアの事は名前しか知らなかったのですが、ラクロアの世界観を存分に味わってきました。ホテル自体は160年前の建物(フロントで聞いたので確かではないですが)です。道路に面した扉を開けて2Fに上がると、そこがフロント。小さなフロントの中にスタッフがいるのですが、私たちとの距離感が物理的に日本の銭湯台にいる番頭さんとの距離感に近い感じがしました。これがフロントです。全てがコンパクトですが、アンティークのデスクと背景のクロス、天井の低さが独特の雰囲気なんです。雑然と物が置かれているので、アットホームな感じもします。
部屋に入るまでがまた面白い。廊下には様々な色が使われており、各部屋の扉の印刷も全て統一されていて不思議の国のアリスのようです。
壁も壁紙ではなく、生地貼り(日本でいうと緞子貼り)で床はカーペット。全てが生地で包まれています。
出発するときに部屋の写真を撮影したのでベットメイキングは乱れておりますが…このお部屋は圧巻です!カーペットは石畳みのようなプリントで、ベットヘッドは壁紙印刷。何から何までラクロアの世界観です。
こちらは他のお部屋(特別に撮影させてもらいました)。カーペットや壁紙、カーテン等、全てのお部屋が少しずつ違います。天井の梁に歴史を感じ、このインテリアとの雰囲気がバッチリです。欧米のお部屋は窓、天井高が高いのでカーテンの存在感があります。
こちらがフロントロビーです。一つとして同じ椅子貼りがないし、沢山の色を使っているのにも関わらず素敵ー!壁と言う壁には全てグラフィックが印刷されており、とにかく圧倒されます。王政時代に多くの文化を育てたフランス。革命によって市民の不満が爆発しましたが、やはりインテリア装飾に於いては長い歴史が生み出してきた凄みを感じます。クリエイターがそれぞれの感性で色付けをして新しいものが生まれていく… そんな事を考えながらHotel Notre Dame Saint Michel で眠れました。