[Paris Report]フランスの生地・壁紙エディター"ELITIS"
1月にパリで開催されるMason & Objetと同じ期間にホームテキスタイルのブランドのショールームで新作が発表されるイベントParis Deco Offに行って来ました。約50軒のホームテキスタイル・壁紙のショールームが、パリの左岸と右岸の或る地域にまとまってますので、かなり頑張れば1日で回れます!
日本の取り扱い会社のショールームでいつも見ているハイエンド・ブランドの全商品を見ることができたり、お店の方から直接コンセプトを聞いたり…それぞれのブランドがよく見え非常に面白いんです。
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その中でも私たちが大好きなブランドELITIS。フランス生まれの生地・壁紙のリーディングカンパニーです。斬新なデザイン、素材への異常なまでのこだわり、常に新しい技術を取り入れており、毎回コレクションを楽しみにしているのですが、実際にショールームへ行くと感激でした!特に壁紙はアートワークです。新作は、麻やメタル等自然素材を模したパターン、紙やアバカ(マニラ麻)を使った壁紙です。壁紙と言うと一般的には、グラフィックを紙に印刷する”プリント壁紙”ですが、ELITISはその概念を覆されます!上の写真は、染色した紙をレイヤーで重ねてデザインが完成する壁紙。全てフランスにてハンドメイドされているそうです。量産品としての「壁紙」ではなく、アートピースを壁に貼る感覚です。
(上の写真はelitis.frより)麻とメタリック糸の織物の壁紙。色の深さ、自然素材の不規則さとメタリック糸のバランスが見事です!フランスの方から聞いたのですが、フランス人がインテリアを変えるのは平均3年に1回だそうです。(ちなみにアジアでは平均10年に1回)そんなライフスタイルが、遊び心たっぷりな壁紙を生み出すのだなーと妙に納得。
ELITISのショールームは、人で溢れかえっていました。素材への拘り、クレイジーなデザインを知れば知るほど好きになり、魅力にのめり込んでしまう感じです。このショールームにいると言葉で表わせない独特の世界観を感じます!パリへ旅行される際は是非お立ち寄りください。日本ではMANASが取り扱っており、東京・大阪にショールームがあります。