Chinoiserieシノワズリとは
13世紀末マルコポーロが東洋の話をヨーロッパに伝えて以来、その話は西洋人のエキゾティズムを掻き立てていました。やがて中国の陶器やシルク、日本の漆器など東洋の品々が西洋諸国へ伝わると、貴族たちを魅了します。そのパターンを真似て生まれた美術様式が「シノワズリ」の始まりです。まだ見ぬ東洋への憧れが彼らの想像を掻き立て、ヨーロッパ独特の「シノワズリ」文様や建築が発展したのです。 18世紀になると、ロココ時代の華やかな室内装飾文化と相まってシノワズリは大流行し、今なお愛され続けるジャンルとなりました。ロココ時代を代表する画家・ブーシェも、盛んにシノワズリをモチーフに描き、人々に大きな影響を与えています。
このように「シノワズリ」は直訳すると「中国趣味」ですが、 描かれた風景画は西洋人の空想と東洋諸国の様々な要素が混ざり合った幻想の世界なのです。
Worksシノワズリの施工実績
さりげなく区切るレースカーテン
垂水区にある森本産婦人科クリニック様のNSTルーム。お母さんのお腹の中にいる赤ちゃんの脈拍を取るお部屋です。
2人のお母さんが同時に入ることもあり、仕切りカーテンを付けて下さい!とのご依頼でした。完全に見えなくすると圧迫感があり少し不安に感じるのではないかなと考え、さり気なく区切るレースカーテンをご提案しました。また、通常窓に掛ける際は窓側を裏側になりますが、今回は裏表が分かりにくい様レールはリップルフォールドを使用しています。 森本産婦人科様のテーマカラーであるオレンジ色のグラデーション。レースカーテン自体が上になっていくにつれて明るい色になるようベースカラーをグラデーションにし開放感を出すように配慮しています。また、座った時に隣の方の気配を感じながらも、お互いの姿が見えにくいようにする為に下の方に木々を密集させ、上に行くにつれて空間ができるようデザインしています。 NSTルームに入るお母さんが幸せな気分になるように、そして赤ちゃんとの繋がりを感じる大切な時間を過ごして頂きますように…
想いを込めて制作させて頂きました。
森本産婦人科クリニック 〒655-0051 兵庫県神戸市垂水区舞多聞西5丁目垂水区11-7
- クライアント名
- 森本産婦人科クリニック様
- 施行月
- 2020年10月
PON-781
重ねて見せるシノワズリ
大阪京橋の小顔・美容整体サロン ボヌールツリー様より、ファサードのガラス一面にシノワズリを入れたい!とのご相談がございました。
大きなアーチ状の窓がございますが、室内側で施術される為外からは見えないようにしたいとの事でした。 当初はカーテンのみをご希望されていましたが、ガラスに反射して外からは見えにくい事、内外の両側からシノワズリを眺めて頂く事が必須でしたので、
裏地付きのカーテンにし、ファサード側は白にしフィルムがきっちりと見える様にご提案させて頂きました。 パープルをご希望でしたので、ガラスフィルムとカーテンはデザインを揃えてご提案。
圧迫感が出ないように下にボリュームを持たせたレイアウトにしています。 コロナ禍でのデザインのやり取りでしたが全てお任せ頂き、寸法も全て測って頂き最終はきっちり収まっておりました。
K様、ありがとうございました。
大阪・京橋の小顔・美容整体・未病ケアサロン ボヌールツリー 日本アナトミック整顔整体アカデミー本部サロン HPはコチラ・〒534-0025 大阪市都島区片町1丁目8-3・TEL 06-6882-0115
- クライアント名
- ボヌールツリー様
- 施行月
- 2020年10月
PON-862
オフィスビルを温かみのある空間に
神戸元町にあるパーソナル下着専門店「Chabi」様。店舗の近隣にある事務所を、今後はお客様を招いてヨガなどをできる空間にしたいとのご依頼。カーテンとガラスフィルムでイメージチェンジさせて頂きました。
ディレクションはインテリアデコレーター山本智子様。 元々はいかにもオフィスビルというシンプルだった空間が、温かみある雰囲気に大変身しました。 女性の心身が芽吹くようなイメージで、華々しいシノワズリのレースカーテンを一面に取り付け。シャープなブラインドを覆い、柔らかな印象に。開閉しない装飾目的なので、マジックテープで施工しています。 天井の蛍光灯も、レース生地でふんわり覆って光を和らげています。 入り口扉は、飛散防止ガラスのワイヤーの冷たい雰囲気を、ガラスフィルムで華やかに。透明度のグラデーションをつけています。
リボンでたくし上げたドレープの美しい純白のレースカーテンも取り付け、優しさを演出しています。 非日常感の中でお客様の気分を高めていただけたら幸いです。
- クライアント名
- Chabi様
- 施行月
- 2019年6月
PON-446