またまた上海出張!家具の展示会

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こんにちは、デザイン担当のりさです。
9月末のインテリア生地見本市に続き、今回は家具見本市の視察と買い付けの為、再び上海へ行って来ました!

2週連続となった訳ですが、生地の展示会とは違い、家具の展示会はとっても華やかで規模が大きく、開催場所も都心部だったので色々と事情が違い(笑)、バイヤーだけでは無く一般の方々が半分以上を締めていたのではないかと思います。

Furniture China 2019

会期:9月9日〜12日

会場:Shanghai New International Expo Centre (SNIEC) ※会場サイズ→350,000/sqm ???

出店社数:3,500社

来場者数:155,479名 (Oversea 13%  ※日本人バイヤー1200名程度 / Domestic 87%)※2018年度レポート

 

私たちは実質2日間あったので、余裕だなっと思っていましたが、想像に反しとても見どころだらけでしたし会場も広いので、2日間会場内を歩き回りましたが、それでも時間が足りませんでした!

 

左の写真は今回のairbndbで探したお宿。ザ・上海的な長屋の一角のお宿はローカルエリア内にあったので、朝から外の籐椅子で寛ぐ人、外で豆を剥いている人など、普通の生活が見れました。右の写真は展示会で見たとても中国らしいモダン家具。色使いは勿論の事、サイドテーブルは柔らかくもどっしりした存在感。元々オランダの会社だったが、現在は中国資本との事でした。

 

オリエンタリズムとモダンの美しい融合

「Brand Design」と名付けられた会場は、中国で注目されている家具ブランドが出展しており、人だらけでブースに入るのも10-20分待ちという状況。特に人気のブースは、中国のオリエンタリズムとモダンとの融合。中国らしい新鮮なデザインが沢山ありました!

色鮮やかで他国にはない中国独特の文化である「茶」や「書」にフォーカスしており、そこに20-30代の若い世代が集まっていたのが大変興味深く感じました。私が話を聞いたブーススタッフもその世代が多く「自分の働いているブランドが好き!」とイキイキと働いており元気をもらって帰ってくるという状況(笑)

MOQI 「墨器=書の道具」同じ発音で「黙契=Harmony」という意味も掛け合わせているそう。中国で公共施設を中心に手がける著名建築家 YuYao Yang氏が立ち上げた家具のブランド。中国の伝統技術や文化を尊重し、現代の生活空間に合わせデザインした家具が並んでいました。ブース内では、古琴が演奏され、お茶の設えもあり、デザインだけではなく伝統文化を若い人々に知ってもらいたいと言う願いが強く伝わってきました。

私に丁寧にブランドを説明してくれた、書が趣味で、オーナーを敬愛する朱金宝さん(右)
「朱さんの様に中国の伝統文化をリスペクトする若者は多いのか?」と聞くと「周り友達にはよくからかわれています。」と満足そうな笑みで答えてくれました。
右の見事な枝は、日本から仕入れたものだそうです。先日、植物好きのお客様に聞いた「ドウダンツツジ」ではないかと思うのですが…. この様な枝は中国では手に入らないとの事でした。

そして中国と言えば「シノワズリ」

「シノワズリ」とは Chinoiseries
フランス語で「中国趣味」と直訳されますが、1800年代ヨーロッパ人に愛され発展した中国の陶磁器や水墨画。当時は今の様に飛行機が無い時代。当時のヨーロッパとは全く違う美意識と文化を持つ遥か彼方にある中国は、貴族の憧れだったそうです。

会場のあちらこちらに、シノワズリモチーフのアイテムがありました。やはり本場中国!
中国からヨーロッパへ、そしてまた中国へ…. 昔のヨーロッパ人は、私が今感じているように、このオリエンタルな中国に異常な魅力を感じたのでしょうね。理由なしに見惚れてしまうアイテム達。

 

左は、いかにも!な感じ。右はモダンなチャイナ家具。どちらも色鮮やかで中国らしく、取手のデザインが豊富で見ていて楽しくなります。

下の写真は会場の様子!とにかく人だかり。バイヤーはどの程度かが分かりませんが20-30代前半の一般参加者が多い印象。とても注目度が高いことが分かります。中国は、LINEではなくコミュニケーションアプリである「WeChat」が主流なので、各会社のバーコードを読み込んで情報を得ていました。

各メーカーの担当者は去年と比べバイヤーが少ないとボヤいていました。10年前をピークに中国経済は縮小していますので当然の事だとは思います。ただ人口14億人の国で、20-30代中心の社会である中国の今後は楽しみでなりません。

私が個人的に気になったのは「made in China」のクオリティ。時代遅れも甚だしい…自分が 恥ずかしくなりました。ひと昔前までは中国のクオリティは信用できないという風潮でしたが、欧米企業に磨かれたセンスある商品と品質はとっても良く、あるブランドでは職人技を駆使した美しい家具があり、みんな興味津々!

先の中国出張でも書きましが「百聞は一見にしかず」正にその通り。大変勉強になり私たちもグローバルに活躍したい!と強く感じた上海出張でした。

毎回ブログを読んで下さり、ありがとうございます!

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