インテリア生地の見本市 in上海!
こんにちは!デザイン担当のリサです。
つい先日8月末に Intertextile in Shanghai というインテリア生地のアジア最大の見本市に行ってきました!
きっちりとした報告は、出張レポートセミナーにてお伝え致しますが、先ずは簡単に感想をレポートさせて頂きます。
3年前に同じ展示会に行きましたが、その時は「うーん…」と言う印象でした。ブランドとしては洗練されておらず、生地が大量に並んでおり、デザインも似たり寄ったり…. 英語もまともに通じなかった様な苦い記憶があります(時間が無かったので念入りに廻った訳ではありません)
Intertextile Shanghai
●開催頻度:年2回開催(春・秋) ※秋の方が規模が大きい
●開催場所:National Exhibition and Convention Center in Shanghai
●出展者:4480社 面積:240,000平方メートル(東京ドーム5個分) 来場者:8万人弱
皆様ご存知の通り、中国の経済は一時期に比べると低迷、それに加えアメリカとの貿易摩擦があるので、以前ほど勢いというかパワーを感じることはありませんでした。しかし「洗練」されている中国ブランド達に惹きつけられてしまいました!欧米のコピーではなく、オリジナリティがある商品展開と、オリエンタリズムを感じるデザインがありました。
「ブランディング」が大切だとはどこかしこで言われていますが、改めて中国の多種多様のピンキリの商品をを見ることにより「ブラディング」が強いメーカーが勝つという状況を目の当たりにしました。
ひと昔前までは「Made in China」かー… と感じておりましたが、今はアリババに代表される様に、ITの世界では世界でトップランナー。そして、インテリアの世界でも決して外す事のできない国なのだと実感しました。私たちも日本人も負けてられない!と強く思う出張となりました。
こちらは、特に人が多かった中国ブランドのブース。右はとある中国ブランドのブース。
名前は伏せますが、ブース内に一歩中に入ると人で溢れており、写真撮影は一切禁止。監視係が10名程おり、撮影しようとすると手でレンズを覆われると言う強行っぷり。色彩溢れ、正に中国らしいオリエンタリズムがデザインにモダンに組み込まれており、非常に新しさを感じました。
左はリネン生地メーカー。デザイナーである40代の女性がおり、大学生の娘さんに通訳してもらいました。麻のインディゴ染めのファッションブランドから始まり、近年インテリアファブリックを展開し始めたとの事。天然素材に拘り、織りや色展開の豊富さに見惚れてしまいました。
左の写真のリネン生地は肉厚もあり、織りも面白いのでサンプルGETしてきました!カーテンはもちろんの事、ベッドリネンやランチョンマットにしようかなと考え中。ブース内はリネン生地が沢山あり、デザインも色展開も豊富で、世界観に引き込まれてしまいました。デザイナーさんのものづくりへの姿勢が見えました。娘さんが大学でブランディングを勉強中との事。今後の展開も楽しみですね!
こちらはヨーロッパのインテリア生地をセレクトしたブース。人手溢れていました。
サンプル帖の取り合い(笑)。勿論、日本でも手に入れることができる有名ブランドばかりです。Designers Guildのカラフルでダイナミックなデザインが人気の様です。(右のクッションはどのブランドかわかりません…)
ブレードやタッセル類も種類が豊富で面白い!ブース内で話を聞くと、ヨーロッパやアメリカ、サウスアフリカ、中国のデザイナーを起用し、新しいコレクションを作っているとの事。ブレード類は、欧米メーカーの下請けとして中国で昔から製造していたので、他にも多くの製造メーカーが出展していましたが、この会社のブースはデザインの力で何とも魅力的なアイテムが揃っていました。
「百聞は一見に如かず」
足を伸ばし、自分の目で見ないと世界の状況を知ることはできませんね(汗)
上海出張の報告会は10月5日(土)を予定しております!今回ゲットした生地や最新情報をお伝えいたしますので、ご興味のある方はお問い合わせ下さい。来週中にはイベントページをアップいたします。