塩田千春個展、森美術館
最近東京に行って、森美術館でやっていた塩田千春の個展を見に行ってきました。サブタイトル「魂が震える」という言葉通り塩田千春の魂を感じました。塩田は先の見えない世界のつかみどころのない不安が原動力となっていますという言葉通り、おさえきれない魂の叫びを肌で感じたような気がします。アーティストとしてアートを既成の概念で表現することに苦しみ、でも表現せざるを得ないパッション。まさにほとばしる感情をアイデアとして表現せざるを得ないアーティストのサガに心動かされました。作品の説明を読むとさらに理解が深まり作者の心に触れたような気がします。最近は舞台美術もされているようで、その画像を見ていると彼女のインスタレーションが音楽家やオペラ歌手たちの感性を刺激してさらにすごいものにしていると感じられます。その熱量が感じられるのです。
この多くの古びたトランクはいったい何を意味しているのでしょうか。それぞれの人たちの旅と人生が表現されているのでしょうか