ゲストハウスの見学
先日、マニエラ建築設計事務所さんが設計された大阪の堺市のゲストハウスの見学に行ってきました。
閑静な住宅街に位置した、このセカンドハウス、1階がRC造、2階が木造構造になっていて、写真で見られるように、外部からは、中の様子がほとんど分かりません。
玄関から入ると、正面に階段が見えるのと同時に、奥に広がる庭が目に入ります。階段の下には水盤に見立てた円形の御影石。その御影石に庭の植物が映り込み、まるで本物の水盤の様に見えます。
さらに、庭と室内を隔てるガラスの存在を視覚的に打ち消す為に、面白い仕掛けをされています。
室内の御影石の周りには砂利や小石が敷き詰めてあるのですが、それは外部へと続いていて、砂利の高さをガラス越しに揃える事で、庭と室内が一体になっているように見えるのです。ここからは庭の画像です。
植物は3年の月日が経ち、随分と育ったそうで、見事な庭になっていました。室内の写真も見ていただきたいのですが、お施主様のプライバシーに関わるとの事で、載せる事が出来ません。しかし、すべてにおいて、細部にまでこだわりのある設計となっていて、建具や照明の納め方、スイッチやコンセントの位置や種類など、非常に勉強になりました。少しでも多くの物件を見る事で、少ない引き出しを増やして、皆様のお役に立てればと思います。