ベルベット切り替えクッション
以前ご依頼頂きました某ネイルサロン様のクッションを紹介したいと思います。
リサブレアではお馴染みのMERCIS(マーシス)というブランドのBIANCA。
背中のクッションには周りに表裏の色とは異なる色のパイピングを施しています。
ネイルをされる腕に置くクッションには両サイドにビーズのブレードをして、それぞれに個性をもたせています。
座面のクッションのマチ部分には同じく表裏とは異なる色で仕上げています。
お店ではおそらく見かけないであろう色鮮やかな配色のクッションに仕上がりました。
作り手側の感想をいいますと…
こういった色々な切り替えのものは初めてというのもあったんですが、かなり苦労しました…
まず裁断をするのですが、普通のクッション(切り替えなし)ですと表と裏の計2枚で済みますが、今回のは最低でも計4枚ずつ必要になります。
それぞれ2個ずつ以上もあったので、裁断したあとはまるでパズルのような状態で、番号を付けていないとどれがどれか分からなくなってしまいます。
またベルベットは毛並みの向きも揃えなくてはなりませんので、その点でも苦労しました。
そのあとにロックしてそれぞれ切り替えの部分を一枚に縫製して、漸く普通のクッションの工程に入っていきます。
パーツがいつも以上に多かった分、多少混乱・苦労をしましたが、完成してみたらほっと一安心。
ネイルサロンにはピッタリの雰囲気のクッションに仕上がったのではないでしょうか。
あまり作りたくはないですが、こういった複雑で、特殊な切り替えのクッションの製作依頼もお待ちしています、、、