カーペットの工法について
これらは古くなったカーペットをめくった躯体の写真です。階段の写真ですが、カーペットを敷いているお宅はカーペットをめくると大抵の場合は写真と同じ状況が現れます。この工法はグリッパー工法と呼ばれるものです。階段の踏面の回りに木材が見えますが、これがグリッパーです。
下から太い釘が出ていますが、これは床に打ち付ける釘、上から申し訳程度に出ている釘がカーペットを引っ掛けて止める為の釘になります。これは階段ですが広い部屋でも同じように部屋の隅には、このグリッパーを打ち付けます。このグリッパーで囲われたスペースにクッション材を敷き詰めます。殆どの場合はニードルフェルトと呼ばれる物が敷き込まれています。
これこそがカーペットのフカフカ感の正体です。さらに防音機能、防寒機能も備えているのに、普段、住民の目に触れる事は全く無い、正に縁の下の力持ちですね。このクッション材にはランクがあり、クッション性が異なります。カーペットの張り替えの際、グリッパーは、再利用しますが、クッション材は経年劣化でクッション性が失われている為、必ず交換します。〔例外はあるかもしれませんが)
こうしてカーペットは敷き込まれています。リサブレアでは古くなったカーペットの交換も承っております。ご興味のある方は、お声かけください。