[Report]北欧出張の報告会 3/15
昨日は弊社代表の石川安江の北欧出張の報告会を開催いたしました。
今回の出張は、スウェーデン→ドイツ→フランス。
まずは、弊社が大好きなシノワズリの歴史のお話からスタート。
今回スウェーデンに行く事になったのか?一番の目的は、ドロットニングホルム宮殿。その宮殿装飾のシノワズリを見に行くつもりだったのですが….残念ながら休館日だったので、中は見れなかったそうですが…(笑)
しかし、1777年にグスタフ3世によって建てられた護衛の為の装飾的なテントが見れたので大満足だったとの事。歴史を勉強してからその場所に行くと、その時代にこの宮殿でどんな人達がどんな生活を送っていたのかなどなど、当時の人々の暮らしを妄想しながら観て回れるのは旅を楽しむ秘訣ですね。全てがインターネット上で情報が得れる時代だからこそ、現地に足を運び、その場で「感じる」ことが大切なのでしょうね!
皆様、メモを取りながら真剣にお話を聞いて下さって… ありがとうございます!
スウェーデンの生地ブランドSvenskt Tennのお店に行って買ってきた生地をみなさまにお披露目!アートクラスの先生だった当時30歳の女性Estrid Ericsonがストックホルムにオープンしたインテリアショップ。1934年にナチスの迫害を受けていたオーストリアの建築家であるJosef Frankに住む場所と働く場所を準備したのがきっかけで、オーナーであるEstridとデザイナーJosefのコラボレーションにより多くの家具や生地のデザインを生み出してきた。Josefが、Svenskt Tennにやってきたのは50歳の時だそうだ。
こちらはSvenskt Tennのシノワズリです。
「シノワズリ」とは、当時の西洋人が中国文化に憧れ妄想しながら独自に築き上げたスタイル。
こちらはJosef流のシノワズリ。
現在、Svenskt Tennはスウェーデン国内でのものづくりを徹底しています。技術的に不可能な場合は止むを得ず他国で生産しますが、それは量産型の生産ではありません。自分たちのポリシーを持って、目の届く範囲で丁寧なものづくりをされている姿勢は、私たちの目指すべき姿でもあります。
この生地はNipponと名付けられた生地。Designed by Josef Frank during 1943-1945
1940年代にデザインされた生地だとは思えません!Josefの手に掛かると日本の桜はこんなファンキーになるのですね。
Svenskt Tennの話が中心になってしまいましたが、セミナーでは展示会の話やトレンドのお話もさせて頂きました。今年はミラノサローネにも弊社のスタッフ数名が行きますので、5月頃にまた報告会を開催させて頂きます。
セミナー中にお料理を準備してくれているCross Food三島智子さん。美味しい食材を探し求め、世界中を飛び回っています。今回はイタリアのレモンオイルや、無添加の野菜出汁ブロックを使って美味しいパスタやサラダを振舞って下さいました。
お忙しい中お時間を作ってお越し頂いた皆さまに感謝いたします。皆様、楽しい時間をありがとうございました!