椅子貼り替え!生地を変えてインテリアもアップデートする
こんにちは!デザイン担当のリサです。
今日は、ブロガーの「おデザな日々」デザ子さんからご依頼頂いた椅子の貼り替えのご紹介です。
デザートづくりを通じて、デザ子さんの暮らしが垣間見れますが、とにかくお人柄もライフスタイルも「ていねい」と言う言葉がぴったりです。
完成後に弊社で撮影した写真です!社内で貼り替えるのですが、完成後にはスタッフが皆「この椅子いいやん!」と言って通り過ぎていきます(笑)
「古くなってきたし、座面もボロボロだし。。。」椅子が古くなった時、頭の中に浮かぶのは、新しい椅子の買い替え。
弊社に椅子の貼り替えを依頼いただくお客様から言われるのは「椅子を買ったメーカーに問い合わせたが、もうなくなっていた(断られた)」「なかなか貼り替えてくれるとこが見つからなかった!」
ネットで検索すると意外と椅子の貼り替え業者さんは地域にあるんです。元々使っていた椅子を似たような生地を見つけてもらうことは、難しいことではありません。ですが、生地があまり選べない!と弊社に駆け込んで来られる方もいらっしゃいます。
そうなんです!好きな生地を選んでいただくことで、インテリアを楽しんでいただくことが椅子の貼り替えの魅力です。
今日のブログは椅子貼り変えxインテリアの視点で書きたいと思います。
インテリアに「黒」を取り入れるのがとってもお上手!
黒をインテリアに取り入れるって少し勇気がいるかと思います。黒の面積が多すぎると、マスキュランな印象になりすぎたり、部屋が暗印象になってしまったり…
ですが、小物で黒を効果的に取り入れていくと、同系色でぼやっとした印象に仕上がるインテリアをピリっと引き締めてくれる効果があるのです。
ズームでのオンライン打ち合わせの時に「スツールはゼブラ柄」と仰ってました。
たまたま(笑)縫製ルームにあったゼブラのハギレを測ってみると、このスツールのためにあるかの如く、サイズぴったりの分だけ残っていました。
デザ子さんのお家は、北欧とオリエンタルな要素が融合する大変落ち着きのあるインテリア。下の写真にもありますが元々は茶色の革張りでした。そして今回選ばれたのは「ゼブラ柄」。小物で黒を入れ、その黒を繋いでいくような役割のゼブラ柄のスツール!
スツール座面の裾には、黒のグログランテープ+鋲でかっこよく仕上げております!
送ってもらった写真を見た時には、元からそこにあったかのようにお部屋に馴染んでおり驚きました。
そもそも、何故古くなった椅子を捨てて新しい物を購入するのではなく、なぜ椅子貼りをすることになったのか?
以下、おデザな日々ブログより↓
こちらは,レッスンのときに私が腰掛けている小さなスツールなのですが,気がつけば裏面が朽ちてきていたのでした^^;
とってもお手頃なものでしたので,買い替えも考えたのですが,何とも言えないサイズ感・軽さ・絶妙な脚の角度…など,やっぱり気に入っている部分が多いことに気づき,張り替えを決めました(`・∀・´)
もちろん傷んできたことで次のものに買い替えるという選択肢はありますが,“きっともっと素敵にしてくださるはず”と信頼できるプロの存在が今回のリニューアルの決め手になりました☺︎
※引用元:https://odezana.exblog.jp/28675180/
読んでいると、こちらが嬉しくなるお言葉。そして、値段関係なく気に入ったものを少しずつ集めていく姿勢にとても共感します。
寝室には落ち着きあるマスタードイエローを取り入れる!
続きましては、ベッドルームのデスク用の椅子。こちらはデンマークのアンティークチェアだそうです。
コロナ禍でお仕事がテレワークになり、普段はあまり座っていなかった椅子の座面が沈んできたとのことで送られてきた写真がこちら。
座面を支えているテープが破れて、座面が極端に沈んでしまっていました。テープを貼り直し、中材をたっぷり入れて仕上げました。
最初はオンラインでの打ち合わせで、画面越しに生地サンプルを見せしていましたが、画面越しでは限界があります。
最終的にサンプルを郵送し、実際使われるお部屋で生地を合わせて頂くことにしました。イギリスのJane Churchill(ジェーンチャーチル)のベルベット。
メーカーの生地紹介写真。左側はピンクの生地をソファに貼ったもの。右側の生地が実際に使った生地。
下がデザ子さんから送られてきたお写真です。電球色のテーブルランプの光に照らされ、マスタードイエローの生地の色味が落ち着いたゴールドのような色味になっています。ベルベット生地らしく陰影もしっかり出るので重厚感がありますね。なんだかホテルの一室のような心地よさを感じます。デザ子さんのセンスに私たちもうっとりします!
生地の拡大写真もバッチリ撮影してもらいました!花火のようなこの柄、さりげなく浮き出てくる珍しい生地。また置く場所(光)によって表情が変わる生地でもあります。
屋外で完成時に撮影したのが、こちらの写真。お部屋に置いている時と印象が全く違います。
それがインテリア生地の面白さでもあり、難しさでもありますが….
最後にデザ子さんのブログより。
インテリアにゴールはなし。。だからこそ,愉しいのですね(*^^*)
私たちは一人一人のお客様に寄り添いながら、この先10年20年とお付き合いできる関係になりたいなと思っています。