「目指せ海外インテリア!」ソファ色別のクッションの合わせ方
こんにちは!デザイン担当のりさです。
最近、お客様よりクッションのコーディネートについてご相談を受ける事が増えております。そこで今日のブログは、弊社のお客様から頂いた素敵なインテリアのお写真をご紹介し、ソファの色別のクッション・コーディネートのコツをお伝え致します。
そもそも…. クッションってどこに置くの?
先ずはソファの上が一般的です。
そもそもクッションとはどんな役割があるのか?機能的にはソファは座面が深いので腰当て的にお使い頂いたり、寝転ぶ時に枕がわりに使ったりしますが、やはり装飾としてインテリアに遊びを入れるために使います。例えば、白い壁面、白いカーテン、グレーのソファ、木のダイニングセットのお部屋がある場合、お部屋に色が無くなり無機質になってしまいます。クッションは、サイズが小さく気軽に色や柄を取り入れる事ができるので、お部屋が何か物足りないと感じる時にはクッションが一番簡単です。
Akira Art Room 様のギャラリー。築40年ほどのマンションを購入し自宅兼ギャラリーとして改装されたそうです!両端ブルーのクッション、センターのゴールドのクッションをオーダー制作。オーナーさんのお話を聞きながら、楽しい時間を過ごさせてもらいました!
上は弊社のお客様から頂いたお写真です。ギャラリーのソファに置いてあるイエローのクッション(右端から2&4番目)をお持ちだったので、華やかさをプラスする為にベルベットのブルーのクッションをプラス。パンチのある色は難しいと思う方でも、クッションだと挑戦しやすいですよね!質感については後ほどご説明します。
椅子の上にクッションを取り入れる。
クッションはソファの上だけではありません。私たちのオススメは椅子の上です。飾り椅子として壁面やコーナー部分に配置し、その上にお気に入りのクッションを置くことによってフォーカルポイントをつくる事ができます。テーブルランプやフロアランプ(又は照明)をセットで考えると、夜の間接照明として効果を発揮してくれます。
こちらはN様から頂いたお写真。リビングに繋がる和室の使い方でお困りでした。お子様の勉強机がセンターを窓側に置き、鏡のある壁面をフォーカルポイントに!
お手持ちの椅子とテーブルランプを対象に置き、椅子の上にクッションを置きました。こうする事で壁面に空間ができ、スッキリとおしゃれな空間に!
ソファの色別のクッションの合わせ方!
ライトグレー系ソファに取り入れるアクセント色
先ずはライトグレーのソファです。ライトグレーはお部屋が明るくなる為、ソファの色味としては人気のある色目です。
元々クッションが大好きな方で、元々はモノクロ系のクッションで揃えていらっしゃいました。少し気分を変える為にアクセントクッションが欲しいとの事で、淡いブルーとグリーンを選ばれました。ブルーはカジュアルになりすぎる場合がございますが、コットン地刺繍のこの生地はしっかりとした厚み、刺繍による立体感があります。サイズは敢えて揃えず、正方形や長方形を入れてリズムを出します。
パッチワークの小さな長方形クッションには鮮やかなグリーンを入れています。寒色でまとめると冷たい印象になるので、温かみを加える為にブラウン系ボーダークッションも制作させて頂きました。
ポイント!
少し専門的になりますが、オーダークッションは最初に生地選びから。生地幅は140cm程度、長さは1M〜(在庫分は10cm単位)なので、その生地から取れるクッションのサイズを考えます。
パッチワークになるのは残布を無駄なく使う為。既製品ではサイズや形状が決まってますのでオーダーならではの楽しみ方!
神戸のお客様のご自宅。奥に見えているサイドテーブルもリサブレアにてご購入頂きました。とっても素敵なリビングルーム
白系ソファには多色づかいのシノワズリ
続いては北海道のお客様からのお写真です。
白のソファは汚れが気になるのでハードルが上がりますが、やはりとってもエレガントで人気の高いお色目。エレガント系インテリアの白ソファは淡い色目のクッションが似合います。インテリアを真っ白にまとめてしまうと無機質になってしまいますが、こちらのお客様のように程よく淡くて多様な色味を入れていくにはシノワズリのような華やかな柄が使いやすいですね。
ポイント!
フォーマルな印象に仕上げたい場合は、コチラのお客様のように左右対象に置いてみてください。ベース色は同じですが、デザインやサイズ違いの2種を置くと空間に華やかさが生まれます。
暮らしを切り取った日常をアップされています。アカウントはコチラ→@mrs.copen722
白系ソファにモノクロ色クッション
こちらも同じく真っ白なソファ。同じ白ソファでも上のお家とは全く違うモダンなインテリア。
西宮市に住む写真家の素敵なお家です。真っ白のベルベットの光沢あるソファ生地に合わせたのは、グレーや黒系のモノクロ色のハード系クッション。生地や仕上げにもかなり拘った結果、まるでバッグの様なクッションが完成しました。程よくモノクロ色のアクセントを入れる事で、インテリア全体がキュッと引き締まります。
ポイント!
ソファ色の対照色を入れる場合は(この場合は白に対して黒)サイズが小さくてもインテリア効果は抜群です!合わせる色や素材ももちろん大切ですが、サイズも重要です。
素敵な写真がずらりと並ぶLAUTO PHOTO様のアカウントはコチラ→@laut_keiko_kaji
ネイビー系ソファにブルーの異素材クッション
続いて暗い色目のソファのご紹介です。
気に入ったクッションを少しずつ揃えてアップデートされているお客様。ネイビーのソファに合わせて、ブルー系のクッションで揃えています。色味を揃えていますが、マットなソファ生地と対照的な光沢のある生地で遊びを入れたり、シノワズリを上手に取り入れる事で、同色を使いながらも素材感やデザインを変えていく事でオリジナリティ溢れるインテリアに!
ポイント
光沢感はサテンやベルベット、シャンタン生地。マット感はリネンやコットン等の自然素材やヘリンボーンのような織が特徴的な生地。デザインや色はもちろん大切ですが「素材感」もきっちり見てお選び下さい。
「わたしの家事ルール(講談社)」の著者でもあるデザ子さんのインスタアカウントはコチラ→ @odezanahibidezako
アジアン系ソファにエレガントさをプラス
こちらのお客様のソファはアジアンテイストな網みタイプのソファです。クッションも同じくアジアンテイストで揃えてしまうと、リゾート感が強すぎてしまいますので注意が必要です。
お客様が選ばれた生地はイギリスのJane Churchillのエレガントな2種類の生地。お家に置いているグリーンとリンクさせつつ、幾何学パターンを入れることでグッとモダンで遊び心溢れるインテリアにアップデートですね!
ポイント
「色を取り入れても大丈夫?」と不安になる方も多いかと思います。クッションだからこそできる事、それは気軽に「色」にトライできる事です。少しだけ勇気を出してトライしてみると意外と馴染むものです。
写真右の右端の幾何学模様の生地は見る角度によって色が変化する複雑な織り生地です。
ダークグレー系ソファに愛らしさを入れる上級テクニック
タイルの壁面が美しく、ダークグレーのソファが鎮座するエレガントなお家です。これだけ大きなタイル面があるとインテリアはクールな印象になります。テーブルクロスやクッション等の生地アイテムを入れていくと暖かみがプラスされます。
クッションやダイニングチェアでポイント的に優しい赤色が散りばめられています。花柄のロマンチックなクッションは数年前に作られたクッションだったかと思います。今回新たに追加されたのが、赤とベージュのストライプ生地を使った長方形クッションとボルスター(円柱型)。甘くなり過ぎないよう絶妙なバランスを取るためにストライプなどの幾何学模様を使い、絶妙なバランスを取っているところが憎いですね(笑)
ポイント
クッションサイズは様々です。一番大きいサイズが48cm、長方形が47x32cm、円柱は直径15cmx70cm(ソファの奥行きに合わせています)
大小のメリハリを付ける事で、きっちり全てのクッションが見えるようにバランスを取っていきます。
グリーン系ソファにはイエロー&ベージュ
グリーンのソファを上手にコーディネートされているお客様のご紹介。
こちらは先ほどご紹介したネイビーのソファの対面にあるグリーンのソファ。左の写真右手前のボタニカル柄のクッションを以前にご購入頂いていました。今回新たに加わったのが、左手前のパッチワーク・クッションと、右奥のグレージュのクッションです!リサブレアのパッチワークは1点物ですが、その中でも柔らかい色目の絶妙なデザインをピックアップ。イエローが後ろのクッションとリンクしているので繋がりが出てきます。そして引き締め効果のある右端ニュアンスカラーのクッションが入る事で大人な印象にまとめているところに拍手!
一度に揃えるのではなく、少しずつ自分の好きなものをプラスしていくと気分も変わりますね。
ポイント
パッチワークは様々な色が入っているので意外と合わせやすいんです。クッションに困った時には、ご自宅のインテリアの中に既にある色を探し、その色が入っているパッチワーククッションを選んでみてください。
「わたしの家事ルール(講談社)」の著者でもあるデザ子さんのインスタアカウントはコチラ→ @odezanahibidezako
パープル色ソファにボタニカル刺繍で遊びを入れる
色んなブランドから出ているパープル色のソファ。パープルは中間色なので、合わせる色味が幅広く取り入れやすい色味です。お客様が選ばれたのは、リネン生地にボタニカル刺繍がされているスペインの生地。見ているだけで毎日の暮らしが楽しくなる… そんなクッションです。N様はこの生地に一目惚れ!鮮やかさはありますが天然素材なのでソファにすっかり馴染んでいます。
中心の2つのクッションからスタートし、リネン繋がりの左側のパッチワーククッション、右側は刺繍のイエローとリンクさせバランスを取っていきます。様々な色味を取り入れることによりパープルのソファ色が生きてきますね。
ポイント
クッションは最初の1歩が少しハードルが高く、どうしても無難なものを選んでしまいがちです。困った時はお一人で悩まず、私たちにお気軽にご相談下さいね。
レッドソファ色に個性強めなサンゴ柄
ここは一体何処なんでしょう?と思ってしまいますが、このお写真もリサブレアのお客様から頂きました!今はもう廃盤となってしまいましたが大人気だったサンゴ柄。波に揉まれて力強く伸び伸びと成長するサンゴ、ヨーロッパでは母から子へお守りとして送られるそうです。そんな理由から私たちも普段サンゴ柄は定番と言っていいほど馴染みのあるデザイン。
インテリアのアクセントとして上手に赤色を取り入れていらっしゃるので、小さめサイズのサンゴ柄がスッと馴染みますね。クッションの周りに付いているブレードは赤と白系の2パターンで制作させて頂きました。
ポイント
クッションの周りに付ける装飾ブレードやタッセルでクッションの表情は変わります。飾り用にご使用される場合はそれらを使って頂くとボリュームが出て存在感が増します(ペットや小さなお子様がいらっしゃる場合はあまりお勧め致しません…涙)
金沢在住のフラワーデザイナーROSE JARDINさんの世界観を垣間見ることのできるインスタアカウントはコチラ→@rojardeparis
このようにまとめてみると、リサブレアのお客様って本当にインテリアを楽しんでいらっしゃいますね。
この記事を書こうと決めた時、他のサイトから事例写真を探さなきゃ!と考えておりましたが、お客様の写真が素敵すぎました。
クッションは壁紙とは違い、気軽にトライしやすいアイテムなので、インテリアの雰囲気を少し変えたい!と言う方にはとってもお勧めです。お悩みの方はお気軽に私たちにご相談下さいね。
ではでは、最後までお読み頂きありがとうございました!