Creative leadership
デンマークのオーフスというところにKaospilotというユニークなスクールがあります。3年のコースでポジティブな社会変化を起こすためのクリエイティブなものの考え方、方向性、起業家精神を教え訓練する学校ですが、プロフェッショナルコースという3日間のコースがあるので行ってきました。全員で21名ですが年齢も国も職業も色々で、ノルウェーのテレビ局のでディレクターもいれば、教育者やビッグチェーンのマーケティングをしている人やスタートアップ6年で700人も雇っているソフトウェア会社を経営している人、ブラジルからのコンサルタントの人もいました。このコースは3日間が1ユニットになっていて、3ユニットなのですが、今回は1ユニットから始まりました。リーダーシップという具体的でない個人の資質によるものをどのように教えていくか興味があったのですが、参加者全員が色々な課題を与えられて共同作業をしながら、自己表現をして、特別な空間を創り出しながら、どのように共感を生み出しお互いに繋がりを見出すかなど面白いとはいいながらドキドキの経験をしました。抽象的なことを英語で聞く能力や話す能力これだけでも大変でくじけそうになりましたが、不思議な空間がグループで出来上がり、何かの自分の環境を変えていこうとか、社会を変えていこうとか、インスパイアされて、同じ方向をしかも良くなる方向を向いていこうとする集団心理が働くのです。一番若いのが中国人の女の子で、彼女はフィンランドに住んでいるのですが、ものの考え方や表現がクリエイティブで、特にアジア人同士ということもあり親近感が湧きました。凄く感じたことは社会や世の中が恐ろしく早いスピードで変わっていっているということを皆が感じていて、何か全く異なるアプローチが必要で、インスパイアされるものを探しているということです。多くの人を巻き込んで行かないとビッグチェンジはない、人と人の共感性をいかにクリエイティブに創り出していくかを皆考えているのです。結構凄い経験でして。